産婦人科医の減少について。
少子化、ずいぶん前から言われてますね。
高齢者が増えすぎてるのもあるんでしょうけど、必然的に高齢者に対する医療が手厚くなってます。
日本では国民健康保険があるので、自己負担が少なく医療が受けられます。高齢者は自己負担もさらに少ないので、若い世代の人達よりも安く医療を受けられる。つまり、よりお手軽に高度な医療を受けられるわけです。すると、病院も儲かる。
そんなわけで、医療が偏ってしまうわけです。
こんな記事がありました。
彦根市が産婦人科医2人採用へ
http://www3.nhk.or.j...html?t=1446059923000
医師不足のため、8年前から産婦人科の医師によるお産や救急医療を 休止せざるをえない状況が続いていた彦根市の市立病院に、2人の産婦人科医の採用が決まり、 ことし12月に着任することになりました。
彦根市立病院では、平成19年に産婦人科の常勤の医師が4人から1人に減ったため、 以降、医師によるお産を休止し、院内の助産所で助産師が自然分べんに限って受け入れてきました。
しかし彦根市立病院では、35歳以上の初産の女性はお産ができない決まりとしていて、 救急医療にも対応できないことなどから、地域医療の充実のためにも常勤の医師を増やして欲しい という声が多く寄せられていたということです。
この問題は、県の地域医療再生計画にも対策が必要だとして位置づけられる一方、 彦根市が産婦人科医の募集を続けてきましたが、このほど草津市と奈良県生駒市の病院に勤務する 2人の産婦人科医の採用が決まり、ことし12月に着任することになりました。
医師によるお産の再開と救急医療への対応ができる見通しで、彦根市の大久保貴市長は、
「長年の課題として最優先に取り組んできた成果で大変喜ばしい」
と話していました。
彦根市立病院では引き続き産婦人科医を募集するとともに、 大学などへの働きかけを強めていくとしています。
10月28日 20時22分
【出産難民】という言葉があります。
今は、出産するための病院も少ない、産んでから預ける場所もない、大きくなった子供は、うるさいからと公園で遊ぶこともできない。
これからの未来を担う子供たち。
そんな子供たちに、もっとよい環境を与えてあげて欲しいと思います。
産婦人科医が就任しただけでニュースになる日本って、なんだかおかしいと思いませんか?